北川景子さんが主演する「あなたを奪ったその日から」が2025年4月21日からスタートしました。
2歳と0歳の子供がいる筆者が、母親目線も含め第3話のネタバレレビューしていきたいと思います。
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ドラマ「あなたを奪ったその日から」第4話 あらすじ
旭(大森南朋)は人殺し!? 偶然出会った玖村(阿部亮平)の言葉に、封印したはずの感情があふれ出し、紘海(北川景子)の中に眠っていた怒りの炎に再び火がついて――

戸籍も手に入れて平和に暮らしていけるはずだったのに!ここからどうなるか気になります!
※以下、ネタバレあり。
※ドラマ鑑賞が趣味のあんずの率直な感想です。気分を害される可能性もございますが、その点はご容赦いただき自己責任でお読みください。
ドラマ「あなたを奪ったその日から」第4話 ネタバレ&感想
冒頭
1か月前。2018年4月――
お小遣いのまえがりを頼む美海に月に一回の約束でしょ、と返す紘海。キッチンに立っています。



美海は土下座している。クセたっぷりに育った美海。彼女が登場するとどうにもコミカルな雰囲気になります
「なにに使うの?」と問う紘海に「電車賃にチャージしたくて」と返す美海。「先週チャージしたばっかりじゃない」と即却下されます。
「そこをなんとか!娘の将来のために!」と縋りつく美海は、将来の夢が車掌さんから”鉄道設計技師”に具体化した様子です。



喧嘩しつつも仲良しな朝の穏やかな風景です
ここで前回のラストシーン、紘海が自動販売機で売り切れの黒蜜きなこソーダにがっかりしてると、補充員の玖村がやってきます。
軽く世間話をするふたり。黒蜜きなこソーダをまずいと評する玖村が、会社には内緒にしてください、と言うと、紘海も「管理栄養士なのに添加物たっぷりの黒蜜きなこソーダばかり飲んでることは園児に内緒にして」と頼みます。
笑いあうふたり。当の自販機は故障したようで、翌日にまた来るという玖村。



結城の自宅前で目撃した女性とは気づいてない様子です
大企業、株式会社タイナスで、結城は社員たちから「おつかれさまです」と声をかけられます。向かった先は「お客様相談室」
窓を背にした席で責任者ぽい顔です。
一方、紘海は1Kの自宅にカーテンで美海のプライベート空間を作ったようです。そこにあった卒業アルバムを眺めていたら美海が帰宅。
「見ないで!」とアルバムを奪い、プライベート空間だから!と掃除していた紘海を追い出します。



ああ、思春期…
「中学生ってなに考えてるんですかね」と黒蜜きなこソーダをベンチで飲みながら問いかける紘海。
視線の先には自販機を整備している玖村がいます。
「姪っ子が難しい年頃で」と紘海が言うと玖村は答えます。
「相談に乗りたいところですけど、俺女の子って全然わかんないんですよね」
昔やっていた家庭教師先の教え子のせいでひどい目にあったという玖村。



こじらせ梨々子やん!
セクハラ教師とうその情報をSNSに流した梨々子のせいで、玖村はなんと内定先まで取り消しになっていたそう。
「SNSは凶器ですよ…」とつぶやく玖村に「大変でしたね…」と同情する紘海。
そして玖村は「でもその家、娘が娘なら、親も相当やばかったな」と思いを馳せます。
「実はその家の親、世間を騒がせた総菜屋の社長で。知ってますか?あの死亡事故を起こしたYUKIデリ」
ベンチの隣に座り、玖村は紘海に愚痴ります。
結城は今、元妻の父親がやっている大手スーパーで常務に就任。その会社に元YUKIデリの社員を根こそぎ連れて行った――つまりYUKIデリはつぶれても無傷だった、話す玖村に紘海の表情は硬くなります。
狂ってますよね、人殺しが出世するなんて
無表情でつぶやく玖村。
「人殺し?それって……」と踏み込もうとする紘海に、玖村は「やべ」と我に返り、「失礼します」と去っていきます。



残された紘海の表情はとても複雑そう……忘れていた感情が揺れてます
料亭で会長と食事をしている結城旭。
たたき上げの社員たちにとって結城の常務就任は面白くないだろうから、厳しい目にさらされるのは覚悟しろ、と鼓舞されます。
「まずは関西進出を成功させ、結果を出します」そう言い、関西中央地所との出店交渉は順調と告げる結城旭。これから全国展開を狙うようです。
一方で、紘海は美海が寝たあと、「結城旭 スーパーマーケット」で検索します。
常務取締役に就任した結城旭は、新業態のスーパー「switch back(すいっちばっく)」を展開させ、ホームページ上でナチュラル思考・健康・安心・安全を謳っています。
紘海の脳内によぎるのは、結城の元妻であり美海の実の母である江身子ママの言葉。
うやむやに事故で終わったけど、実際に何があったかわかりゃしないわ――
そして愛娘の灯が亡くなった際の記者会見の様子も思い出されます。
そしてダメ押しのように玖村の声が頭に響きます。
狂ってますよね、人殺しが出世するなんて――
ここでオープニングになりました。
前半
大きなビル。株式会社タイナスに出勤する結城旭を待ち伏せしていたのは週刊さざなみの記者、砂羽です。
「常務就任、おめでとうございます!」皮肉たっぷりに言う砂羽。
編集長が変わり、今度の編集長は圧力に屈しないから、と取材を申し込みます。



新しい編集長は元デスクの元木のことでしょうか
砂羽を無視をしようとする結城に「これを見たら気が変わるのでは?」と封筒を差し出し、「取材日程のご連絡をお待ちしています」と、彼女はその場を去っていきます。
封筒の中身を取り出す結城ですが――



ここでは中身わからず!!
一方、ハチドリ保育園。紘海は仕事をしながら玖村の言葉を思い出します。自販機に行ってみると担当者が補充をしていますが、それは玖村ではなく別人です。



エリアが変わり、玖村は来なくなったんですね
そこで紘海は自販機の会社、有限会社大崎ベンディングサービスを訪ねてみます。ビルの前まで来ますが、出てくる男性たちの中に玖村の姿はなく、逆に不審そうに見られてしまいます。
はっとしてその場を後にする紘海。
その帰り道で食堂に入っていく玖村を見つけます。



なんという偶然!
「親子丼、大盛で」と頼む玖村にかぶせるように、彼女も親子丼の大盛を注文します。
玖村が振り返り、「あれ、あなたどこかで……黒蜜きなこソーダ!」と紘海に気づきます。
近くで用事があったと言って紘海は偶然を装いました。
玖村と一緒に食事をとりながら、彼から話を聞き出そうとする紘海。
玖村は今の職場で三つ目だとこぼします。
「デジタルタトゥーって聞いたことあります?」と玖村。一度ネットに晒されると、それを掘り起こして噂を流すやつがいる、と愚痴ります。



SNS、本当に恐ろしいです…就活とかだと採用側がチェックしてる可能性もあるしね
全部、あのくそ親子のせいです。
だまされる俺もくそっすけどね、と自虐っぽく言う玖村に紘海はさりげなく聞きます。「そういえば、父親の方は人殺しって言ってましたけど、あれってどういう意味なんですか?」
これに対し、玖村は「ふと、そう思ったことがあって」と話し始めます。
あの事件が、世間で報道される前の夜だったかな。
いつも通り、家庭教師に行ったんです。
ここで回想シーンになります。
玖村は何度も結城家のインターフォンを鳴らしますが、応答がありません。ドアは開いていたので中に入ると、リビングで人の声がします。
そこにいたのは結城と、彼に感情的に言葉をぶつける初老の男性。その男性――YUKIデリの調理責任者である鷲尾――が、結城に対して言い放ちます。
「納得できません!そんなの…隠ぺいと同じじゃないですか!」



鷲尾…紘海と灯にピザを販売した店員さんですね
「あのときはなんとも思わなかった。ただの内輪もめだろうなって」と振り返る玖村。紘海の表情は険しいままです。
「でも、すぐあとで例のピザ事件の報道があって。今思えば社員ぐるみでなにか隠ぺいしてたんじゃないかって」
玖村が話し終わると、紘海は険しい顔のまま「許せない…」とつぶやきます。不思議そうにする玖村に、紘海は「なーんて、熱くなっちゃいました」と笑顔を浮かべて取り繕います。
帰宅後switchbackのホームページを眺めながら、紘海の頭をよぎるのは玖村の言葉です。
- 社員ぐるみでなにか隠ぺいしてたんじゃないかって
- 元YUKIデリの社員を根こそぎ連れて行ったとかで
そんな紘海の目に、正社員募集(中途採用)のバナーが留まります。



バナーの中には「スイッチバック事業部で一緒に働く仲間を募集しています」とご丁寧に(笑)書かれています
そこへ美海が「お母さん、なにしてるの?」と声をかけます。
「なんでもない、もう寝ようかな」と紘海はあくびをして見せるのでした。
翌朝、「いってきます」と家を出る美海を外で見送る紘海。



わざわざ集合住宅の一階まで下りて見送ってる母親…と思ったらごみ捨てついでのようでした
私は今日も罪を重ねている。
あの子をだまし続ける私は、犯した罪を見つめるべきなんだろう。
ずっと握りしめてきた、憎しみも。
いつか手放さなきゃいけないんだろう。
だけど――
モノローグを背景に、灯の遺品が入った小箱を開け、写真を見つめる紘海。
場面は変わり、スーパーで買い物をしていると、スイッチバックのお惣菜コーナーがありました。
そこには、愛する娘を失ったときと同じ、”ミックスピザ”も陳列されていました。
夕方、保育園のシーンです。
園児たちを見送り、教室で園児たちの制作物を眺める紘海。
現れた雪子先生に紘海はおそるおそる切り出します。
「私がここを辞めたら困りますよね? 人手不足ということはよくわかっているんです…でも」
仕事に不満があるのか?と尋ねる雪子先生に、紘海は「いいえ、不満だなんて」と答えます。
「じゃあ、ほかにやりたい仕事が?」と尋ねられ、紘海はためらいがちに答えます。
「やりたいかどうかはわかりません。ただ、あきらめきれないことがあるんです」



灯の無念を晴らすことでしょうか…
真実を知りたいよね
とても大事なことなのだ、と雪子先生に告げます。
「私だったら、公開しない方を選ぶわ」
優しい表情で雪子先生は言ってくれました。
居酒屋で望月が結城に、萌子に関しての報告をしています。
この10年間で集まった情報は136件。そのひとつひとつに足を運んで確かめた結果、半分はいたずらや嫌がらせ、もう半分は報奨金目当てのがセ。



望月が積極的に動いてるんですね。いい後輩だな
必要なら報奨金を上げる、という結城旭に、望月は「旭さん、もうわかってますよね…」と言いづらそうに告げます。
「そろそろ、現実を見つめなきゃいけないときなんじゃないかって…」
後半
学校から帰宅した美海を待っていたのは、スーツ姿の紘海です。
「え、なに」と驚く美海に、「明日、会社の面接を受けようと思いまして」と紘海。
「今の仕事は?」と戸惑う美海に「受かったら辞めるしかない」と紘海は答えます。
「そんな簡単に?」と焦りを見せる美海。



紘海に保育園の調理師の仕事をやめてもらいたくないみたいです
「美海だって、車掌さんになるっていう夢を変えたじゃない」と言う母に、娘は「今それ関係ないじゃん!」と声を荒げます。
受かったらお給料が上がる、お小遣いもアップしちゃおっか、と提案する紘海に「頼んでない!」と怒る美海。
「(転職のこと)どうして隠してたの!」と怒り始めます。「夜中にこそこそやってたのもそういうこと!?」と。



親の転職ってそんな怒ることなの…⁉
痛いところを突かれて、紘海は「大人と子供は違うんです!」とキッパリ言い放ちますが、美海は納得しません。
「違わない。電車賃だって大人と中学生は同じ!」



電車で例えるところがオタクぽくて良いです笑
「その髪型キモイ!スーツもださい!おばさんのくせに!」と吐き捨てて部屋に行ってしまう美海。
紘海は面接用に髪を後ろでひとつに束ねてました。これはダサいのか…苦笑
翌日、美海はまだ怒っています。紘海のお弁当を受け取らず、コンビニ買うと言って出かけてしまいます。



せっかく作ったのに…(母目線)
しょんぼりと通学路を歩いている美海に、「よ、美海ちゃん」と声をかけてきたのは仕事帰りの初芽。
「どうした?元気ないじゃん」と駆け寄ります。
はじめてかもしれない。
こんな喧嘩をしたのは――
モノローグを背景に面接に向かう紘海は、半額で買ったパンプスにさっそく靴ずれを引き起こされています。
「しっかりしろ」と自分にカツを入れ、いざ株式会社タイナスへ。
面接室へ通された紘海。「失礼します」とドアを開けて目に入ったのは、長机に座る五人の男性陣。



セミナールームかと思うくらい、とんでもなく広い部屋です…!
結城と望月の姿も見えます。改めて対峙する結城に、紘海は動揺を隠せません。震える声で「中越紘海と申します」と言い、椅子に座ります。
人事部長の丸尾から促され、簡単に自己紹介を始めますが…言葉がうまく出てきません。



動揺が伝わってきます
保育園で管理栄養士として働いており、子供たちに楽しんでもらえる彩豊かな給食を作るのが得意。例えば…とつらつら説明してしまう彼女を人事部長が遮り、志望動機を聞きます。
「管理栄養士として培ってきた経験を活かし、より広い世界で食を提供してみたいと思い、志望しました」と声を震わせて答える紘海。



とてもおどおどしている…!面接としての印象はよくない感じです
小売業の経験がないのにあえて弊社を志望した理由は?と別の男性から問われ、「スイッチバックはスーパーマーケットタイナスの新業態ということで…」と言いよどむ紘海に人事部長はため息をつきます。
「あなたは弊社でご自分がどのようなご活躍ができると思いますか?ご経験はないんですよね?そんなあなたが、うちで通用すると思った理由は?」



人事部長、若干いらいらしています
「これって圧迫面接ですよね…」と隣の結城にささやく望月。
面接を終わらせようとする人事部長に「私からひとつ良いですか?」と手を上げます。



望月、社内の人間なのに冷静です。人事部長と比較して人の好さを演出してるのかな?
「子供向けの料理が得意ということですが、ご自身もお子さんがいらっしゃるんですか?」
そう尋ねる望月に、紘海が答える前に口を開いたのは人事部長です。
「それはタブーな質問では? 家庭環境を訪ねるのは厚生労働省のガイドラインに抵触します」
「…ですよね。ごめんなさい。答えなくて結構ですから、すみません」と軽く頭を下げる望月。
締めくくろうとすると、今度は結城が言います。「私からいいですか?」
「うちの店舗はご覧になったことありますか?」



面接においては大事な質問ですね
紘海の頭にはこれまでのいろんなことがよぎります。
玖村の言葉や、記者会見のときの結城の言葉、灯が息を引き取ったときのこと、仕事なんてやってらんないと、と笑っていた結城の顔。
「はい、拝見しました。失礼ですが、残念に思いました」
そう話し始める紘海は、これまでと打って変わって毅然とした雰囲気です。
私はこれまで保育園の管理栄養士として長年働いてきました。たくさんの子供たち、たくさんのご家庭を知っています。そのうえで思ったのは、お店が今の家族向けになっていません。たとえば簡単に調理できるミールキット。共働きの家庭では求めらているのに、スイッチバックには毎日買いたくなるようなミールキットがほとんどありません。きどったフレンチやマニアックなエスニックばかりでなんだかかっこつけすぎだなと思いました
また、スイッチバックのコンセプトはナチュラル、ヘルシー、サスティナブルということですが、お惣菜コーナーを目にしたところ、見かけがさみしすぎます。なるべくナチュラルに、地産地消というのはわかるのですが、子供は味だけでなく見た目でも味を楽しみます。あれでは喜んでくれません
ようするに、スイッチバックは全然楽しくないんです
「一つ聞かせてください。それほど残念なスーパーだと思うのに、なぜ採用試験を受けたんですか?」
そう問いかける結城に、紘海は言葉を重ねます。
後悔しないため、です。私は子供たちに美味しいだけでなく楽しんでもらえる自信があります。ですがスイッチバックには楽しむという視点が欠けています。このまま目をそらしていたら悔いが残ると思ったからです。
私は母親です。子供に与える食べ物には、誰よりも真剣に向き合ってきました。ここにいる皆さんにも負けません。
毅然と言い切る紘海を見る結城の目は真剣でした。
面接を終えて帰る紘海に、美海から「面接どうだった?」とメッセージが入ります。



口ではああ言っても、心配してたのかな
電話をかける紘海。学校帰りの美海に「多分、だめだった」と言い、お昼はちゃんと食べたのか聞きます。
コンビニでおにぎりと菓子パンを買おうとしたけれど、家に置いてきたお弁当のことを思い出して買えなくて…初芽ちゃんにも怒られた。毎日お弁当作ることがどれだけ大変か。
そう言って、美海は謝罪します。「ごめん、お弁当おいて行って」
「やっとお母さんの偉大さがわかったか」と冗談交じりに答える紘海は、美海の部屋で見つけた小学校の卒業文集を思い出します。
私のお母さん、というタイトルをつけた、美海の文章の全文はこちらです。
うちのご飯はめっちゃ美味しいです。
私のお母さんは、ご飯を作るプロです。
朝ご飯は、あつあつの白ごはんと、おみそ汁。そしてお母さんの作ったふっくら卵焼き。お魚やおひたしが出る日もあります。
夜ご飯は、お母さんのスペシャルご飯、私の一番好きなのは、お母さんの手作りのさばのみそ煮。しっかり味がしみていて、ごはんが止まらなくなります。
朝早く起きて、私の朝ご飯を作ってくれて、そのあと仕事に行きます。帰ってきたらすぐにそうじや洗たくをして、お皿を洗って、お風呂をわかしてくれます。
紘海らしい人物の可愛いらしいイラストも描かれています。



これはムネアツですね
ありがとうね、と電話で美海に告げる紘海。夕飯に美味しいものを作る、と約束します。
ふと視線を感じて振り向くと、結城が立っていました。
「お嬢さんですか?……たしか、あのときは3歳と言っていたような」
(料理教室で話をしたことを)覚えてたんですか?と紘海が聞くと、話し始めてすぐに思い出したという結城。「ひとつ、お伝えしたいことがあって」と視線を足元に落とします。
「靴擦れ。合わない靴を履くからです。入社までに合う靴を用意しておいてください」
目を見開く紘海に、結城が言います。
「正式な連絡は人事からさせます」



常務特権でしょうか!もちろん採用内定です!
しかし、結城の背中を見送る紘海の視線はとても険しいのでした。
「あと半年頼めないか」と会社の中庭?で結城が望月に話しています。その手には萌子の情報提供チラシ。
半年後、11月17日。萌子が生きていたら17歳の誕生日。
お前にしか頼めないと言われ、望月は了承します。
別件で頼みたいことがある、と結城は男の写真を望月に渡します。それは、砂羽から渡された封筒に入っていた男――鷲尾――の写真でした。
週間さざなみにて、砂羽が元木に鷲尾の写真を見せています。
「この男は?」
「YUKIデリの調理担当者です。ていうか、もう元木さん関係ないですよね、編集長じゃないんだから」
「うん、関係ない。ガラスの天井に打ち砕かれた敗者は窓際でおとなしくしてるしかない」



おや…元木さん、編集長になれなかったのでしょうか!
「関係ないけど興味がある。東(砂羽)がこんなばかみたいな記事にしつこく挑んでる理由に」
「結城旭に、個人的な恨みでもあるんじゃないか…とかね」
つぶやいて元木さんは去っていきます。



私もそう思う!なぜ砂羽は結城にそこまで固執するのかも疑問です!
元木さんが去ったあと、砂羽は硬い表情のまま水色のボールペン?万年筆を手に取ります。思うところがありそうです。
自宅リビングでマッチングアプリを眺めている梨々子。タップしていくと、玖村が出てきます。にやりと不穏な笑みを浮かべる梨々子です。
また悪いこと企んでそう…。



玖村、逃げて!
人は私を、道に外れた女と言うだろう。
まっとうな道を踏み外してしまった悪女だと。
だけど私は道を踏み外したんじゃない。
私は自分からこの道を選んだ。
ただ、母親であるために――
モノローグを背景に、紘海は座学や店舗研修を受けています。正式に入社が決まったようです。
そして2025年10月――



ドラマが現実を追い越しました
お客様相談室に正式に配属されました。
自分の席につき、振り返ってガラス越しの室長の部屋を見つめます――
紘海の自宅前に、雪子先生の姿があります。インターフォンを押しますが不在のようです。そこへ「うちに御用ですか」と帰宅した美海。
「えっ!?」と驚く雪子先生。「あ、失礼しました。間違えました」と去ろうとしますが、親切な美海ちゃんは「誰のところですか?」と尋ねます。
「中越さんのところに…」言う雪子先生に、「中越、うちです」と答えます。



わー!雪子先生に美海の存在がばれる!
「あなたは、紘海先生の…」
「娘です」と答える美海。
そして4話は幕を下ろします。
ドラマ「あなたを奪ったその日から」第4話 感想まとめ
結城の会社に潜入成功した紘海!彼の秘密に近づけるのでしょうか。
一方で、雪子先生にばれてしまった美海の存在。雪子先生はなにをどう考えるでしょうか。



娘の存在を中学になるまで隠し通してたのもすごいです…!
今後もどのようになっていくのか気になります。
次回も目を離せません!